高野山は、弘法大師によって平安時代初期に開かれた、日本仏教の聖地とも呼ばれる場所です。和歌山県伊都郡高野町にある高野山は、2004年にユネスコの世界遺産にも登録されており、日本人であればまず知らない人はいないでしょう。平成27年には開創1200年の記念年として盛大に祝われたことでも有名です。
高野山と言えば「金剛峯寺」ですが、これは弘法大師が『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』というお経から名付けたとされています。
東西60m、南北約70mのという広大な主殿をはじめ、境内の総坪数は48,295坪と非常に悠然、そして優雅な場所と言えます。
女人禁制そして・・・?
このように高野山は大変歴史のある場所であり、昔から人々に非常に神聖な場所として崇められてきました。そして、高野山から明治の初めころまで女人禁制であったことは有名だと思います。(現在はもちろん女性も参拝できますよ!)
しかしながら、立ち入りが禁止されていたのは「女性」だけではないのです。そう、「猫」ちゃんもなのです!
なぜ猫が立ち入り禁止なのか
猫を飼うことを禁じていたことを示す資料は確かに存在しています。(浄規:第九条 鶏並に猫を飼養せざること)しかし、なぜ猫が立ち入り禁止なのかというのが気になりますよね・・・。その理由の1つがとっても面白いのです。その理由はズバリ・・・
「可愛いから」
え??笑 聞いた時にはとっても笑ってしまいました。猫が可愛すぎて修行の妨げになるからだそうです。このことは日本テレビ『世界一受けたい授業!』の中でも取り上げられて話題になりました。しかし、これにはしっかりとした資料のようなものに記載があるわけではなく、僧侶たちに口伝えで伝わって来たもののようで、もともとの理由が可愛いかどうだったかは定かではありません。
その他の理由も
その他にも、猫と言わず動物が神聖とされる高野山に入ることが不浄であるとされていた、猫が不吉であるとされていたなどの理由も推測されます。これらについては、昔の考え方を加味すれば理解しやすいと思います。
こういった理にかなった理由に、本当かどうかは分かりませんが「可愛かったから」という理由が並列に挙げられると何だかほっこりしてしまいますよね。笑
今も昔も、人間は猫ちゃんには弱いようです。笑
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