ドライ・キャットフードの自動給餌器(オートフィーダー)はたくさんありますが、ウェット・キャットフードの自動給餌器はなかなか見かけません。しかし、クラウドファンディングサイトKickstarterにおいて、ウェット・キャットフードの自動給餌器のプロジェクトを見つけました。今回はそんなウェット・キャットフードの自動給餌器について紹介していきます。
ウェット・キャットフードの自動給餌器
Kickstarterにてプロジェクトが行われていたウェット・キャットフードの自動給餌器の名前は「PawBot」です。PawBotの重さは約11.5kgと重く、その大きさは横が約59cm、奥行き約60cm、高さ約56cmと中々スペースをとります。
PawBotの中には小さなロボットアームが存在しており、PawBotはこのロボットアームを駆使して缶のウェット・キャットフードの自動給餌を行います。具体的には、使い捨ての器を用意し、次にウェット・キャットフードの缶をつかんで開け、器に入れます。そして、缶はゴミ箱に捨て、ウェット・キャットフードを猫に給餌し、ロボットアームの先の部分を洗浄します。最後に、猫がキャットフードを食べ終わると、器をゴミ箱に捨てます。単純ですが、すごいと思いませんか?
実際の映像を見てもらった方が分かりやすいと思うので、以下の動画を参照してください。以下の動画の1分9秒あたりから実際のロボットアームの動きを見ることができます。
上記の動画を見ていると工場などで使われているようなロボットアームを思い出してしまいます。
PawBotの中には18個までのウェット・キャットフードの缶を保管しておくことができます。缶が追加されるとPawBotがその缶を読み取り、在庫の個数などの管理を行えます。
PawBotのモデル
PawBotには「Unplugged」、「Pro」、「Engage」の3つのモデルが存在しています。この3つのモデルのうち、WiFiとカメラ、リモート機能が搭載されているのは「Pro」と「Engage」のモデルになります。この機能があれば、外出時にでも猫の様子が観察でき、ウェット・キャットフードの消費量や在庫数などを確認することができます。最も優れた「Engage」モデルではロボットアームを操作できるという機能が付いています。ロボットアームを操作したい気持ちはわかるのですが、これって意味あるのでしょうか?
価格は最も安い「Unplugged」で$3,599(約40万円)、「Pro」で$3,999(約44万円)、「Engage」$4,799(約53万円)です。ドライ・キャットフードの自動給餌器と比較するとかなり高価だと思ってしまいますが、中にロボットがいると考えたら安いのかもしれません。私はロボットに詳しくないため相場が全くわかりません。
まとめ
この記事を読んで、ぜひ欲しいと思った方がいるかもしれません。しかし、残念ながら、本体価格が高価なこともあってか、このプロジェクトは成功しませんでした。そのため、今後市販されるのかどうかについては今のところ不明です。
プロジェクトが達成されなかったのは残念ですが、PawBotを介して猫のための自動給餌器の未来を垣間見れたような気がします。それにしても、お手入れは面倒そうですが、ウェット・キャットフードの自動給餌器欲しいですよね。
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