イギリスにて運転中の「ながらスマホ」の危険性を訴えるピンクの子猫が注目を集めています。運転中の「ながらスマホ」はたいへん危険であり、法律により禁止されています。しかし、日本においてもスマートフォン等の操作により起きた事故は年々増加しており、その危険性を理解していない方も多いようです(警視庁)。そのため、運転中のスマホの使用が以下に危険かを周知する必要があります。
イギリスの運輸省は交通事故などを減らすために、ドライバーなどに様々な教育を行うTHINK!キャンペーンを行っています。そのTHINK!キャンペーンの一部として、ピンクの猫の動画が公開されました。
ピンクの子猫の数
早速ですが、動画をご覧ください。まず、2秒ほど動画が流れ、そして「ピンクの子猫が何匹いるかわかりますか?」というテキストが現れ、スローモーションの動画が始まります。単純にテキスト通りピンクの子猫が何匹いるか数えてみてください。
何匹いるかわかりましたか?どれをピンクの子猫と定義するのかは難しいところですが、猫らしい顔が描かれているのは全てピンクの子猫として認められます。ちなみに全部で100匹いるそうです(campaign)。
肝心なポイント
もちろんこの動画の趣旨はピンクの子猫を数えることではありません。まず、初めの2秒の動画の意味です。これは時速約48kmで運転を行った際に、車は2.3秒で約30メートル進み、その時の光景を示しています(Mirror)。つまり、スマホの画面をたった2秒見た時に瞬時に光景が変わり、そして様々な情報を見落としているということを訴えています。
また、スローモーションの部分で我々が必死にピンクの子猫を探していた時には、最後に出てくる親子を見逃していた人が多いと思います。お母さんが子供を抱っこした状態で、道路を渡ろうとしている時に、スマホ操作をしているドライバーが突っ込んでいくという場面です。このように、我々はある一つのことに注意を払ってしまうと、その他のことに注意を払いにくくなります。すなわち、運転中のスマホ操作は事故のリスクを高めるということを訴えています。
まとめ
ピンクの子猫に関する動画が運転中の「ながらスマホ」の危険性を訴えています。すごく考え抜かれて、構成されている動画だと感心するのですが、動画を作成したのはNeil ClarkeやJay Philips、WeAreFromLAなどのチームであり、彼らはこれまでにファレル・ウィリアムスの”Happy”という歌のMVを作成しています。日本でもこれぐらいクールで奥深い動画を作ることで、「ながらスマホ」の危険性を訴えることが必要なのかもしれません。
先日、ニュージーランドでは新たなファースト・キャット(首相猫)が誕生しました。詳しくは「NZ・アーダーン首相の猫 ”パドルズ”」の記事を参照ください。
コメントを残す