今回は現在京都文化博物館で開催されている『いつだってねこ展』を紹介したいと思います。
『いつだってねこ展』は全国を巡回中であり、これまで名古屋と愛媛で行われており、とても好評を集めています。今回の京都では、京都府京都文化博物館で2017年4月19日〜6月11日まで開催されています。入場料金は一般1,300円、大学・高校生1,000円、中・小学生500円となっています。 では、一体どんな展示がされているのかちょっと紹介したいと思います!
『いつだってねこ展』
ここ数年は特にねこブームと呼ばれ、猫に対する注目がかなり集まっていると言えます。しかし、猫はごく最近私たちの暮らしに登場してきたわけではありません。実はかなり昔から、私たち日本人は猫と親しんでいると言えるのです。その様子は、江戸時代に描かれた浮世絵や、書物など様々なものに姿を見せます。
そんな「古きよき猫ブーム」を見せてくれるのが今回の『いつだってねこ展』です。
テーマは5つ
『いつだって猫展』では5つのテーマで、古き良き猫ちゃんの姿を紹介してくれます。
1.人々の暮らしと猫
江戸時代における、人々と猫ちゃんの関わりをその当時の書物や絵などを交えて見ていきます。
2.化け猫
特に江戸時代後期は、歌舞伎「独道中五十三駅」で演じられた化け猫が話題になり、一種の化け猫ブームのようなものが起きました。このような化け猫ブームに伴う猫のイメージの変化を見ていきます。
3.猫の擬人化
江戸時代は猫ブームが巻きおこっており、愛猫家でもある歌川国芳は多くの猫に関する戯画を残しています。国芳の作品は猫を人のように見立てた作品、逆に人が猫に見立てられた作品など猫に人の思いが強く投影された時代だと言えるようです。浮世絵師国芳の作品を中心にその世界感を見ていきます。
4.招き猫
招き猫といえば、白猫が小判を抱えて手招きをしているものを思い浮かべますよね。実は、この姿が見られるようになったのは昭和20〜30年代頃なのからだそうです。ここでは、招き猫の起源や変遷、そして全国の招き猫を紹介してくれます。
5.おもちゃと猫
江戸時代にも紙をくり抜いて、または組み立てて遊ぶおもちゃのようなものがありました。今でいう子供向け雑誌の付録についているようなものです。それらにはその当時人気の役者や犬、狸など色々なものが描かれていたようですが、猫が非常に多くの割合を占めており、その人気さが伺えます。そんなおもちゃ絵と猫の関係を実物も交えて見ていきます。
ちょっと堅苦しそうになってしまいましたが、実際は視覚に訴えかける展示が主なので、子供から大人まで楽しく見られると思いますよ!
人気のマスキングテープ
もちろん『いつだってねこ展』では猫に関するグッズの販売もされています。その中でも人気なのがマスキングテープです。名古屋、愛媛での回はとても人気だったようでSNSでも話題になり、手に入れられなかった人もいたようです。
ここはどうやら記念写真が撮れるようです。いろんな方がここで撮った写真をSNSにアップされていましよ〜^^
開催期間もあと少ししかないので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか?ちなみに次回のいつだって猫展は2018年に静岡県で開催されるそうです。
参照サイト
あわせて読みたい
【トレンド】猫を撫でる職業 Cat Cuddler ★年収300万円のお仕事★
コメントを残す