“2つの顔”を持つ可愛いらしい猫が、そのとてもユニークな顔立ちのおかげで、ソーシャルメディアでたくさんのファンを賑わせています。そんな話題沸騰中の猫ちゃんの名前はYanaです。Yanaの日常の様子の写真を飼い主が投稿したInstagramには20000人以上のフォロワーがいるというから驚きです。
Yana
体のほとんどの部分は黒とオレンジのミックスなのですが、写真からもわかるように黒の要素が強く、遠目からは黒に見えますよね。四肢の先っぽは手袋をはめたように、オレンジ色です。これだけでも、珍しいように思えますが、Yanaのチャームポインとは何と言っても、顔のちょうど半分が人が施したかのように色が異なることです。ご覧のように、顔の右半分はオレンジ、左半分は黒色です。
Yanaは2016年の7月頃からベラルーシに住む猫愛好家のエリザベスさんに飼われはじめると、たちまちソーシャルメディアでセンセーションを巻き起こしました。
Yanaが注目を浴びるまで
実はヤーナは、エリザベスさんが飼う以前に別の飼い主によって飼われていました。その飼い主が、どのような事情があったのかは不明ですがYanaを譲ることにし、その旨を宣伝しました。その結果、Yanaを飼いたいという猫愛好家からの申し出が殺到しました。
そんな中、Yanaを引き取ることになった幸運な飼い主が、ベラルーシにあるミンスク国際技術大学の建築設計を学ぶ学生であるエリザベスさんだったのです。エリザベスさんは、InstgramでのYanaの人気ぶりにとても驚いたようで、生活が一変したと述べています。
飼い主と幸せに
またエリザベスさんは、「Yanaの前の飼い主には本当に感謝してるわ。こんなに素晴らしくて、可愛らしい猫との出会いをくれたのですもの」とも述べています。一緒に写っている写真からも、エリザベスさんがYanaをとても愛おしく思っている様子が伺えます。
キメラ
それでは、なぜYanaはこのような普通の猫には見られない「顔の右半分はオレンジ、左半分は黒色」といった特徴を有しているのでしょうか?
多くの専門家が、Yanaがいわゆる”キメラ”であると言っています。聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、ギリシャ神話などでは、キメラ(キマイラ)は体の各パーツが異なる動物からできている継ぎはぎの怪物として有名です。
お分かりのように実際にこの様な怪物が存在するわけではなく、生物学的にはキメラは、通常は細胞に1種類のDNAが含まれているはずのところに2種類のDNAが含まれているのです。したがって、各部分を支配する細胞のDNAが異なるために、Yanaのような特徴を有した猫が生じるわけです。しかし、これは2つの胚が融合することによって起こるもので、非常に稀な事象なので、滅多に出会うことはないと言えます。
まとめ
このような、特異的な遺伝子の特徴を持っていると、やはり健康面が気になりますよね。しかし、元々の例数が少ないために、その真意は分かりません。
皆さんも、不思議なこの可愛い猫ちゃんをチェックしてみてくださいね!
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