2017年8月12日、13日にアメリカのカリフォルニア州パサデナにてCatCon2017が開催されました。CatConは2015年より開催され始めた比較的新しい猫の祭典であり、その存在について知らない方も多いと思います。この記事ではCatConの概要と今年のCatConの様子を紹介していきます。
CatCon
CatConは「猫」や「猫を愛する人」に喜びを広めることを目的としており、猫好きだけが集まる祭典ということができます。CatConでは著名人による講演や猫に関する商品の販売などが行われ、ポップカルチャーや猫カルチャーなどが網羅されています。2015年に初開催されて以来、ここ2年で27,000人もの方が訪れているようです。
また、CatConでは毎年「Adopt, Don’t Shop 買うのではなく譲渡を!」というスローガンを掲げており、譲渡活動の斡旋も積極的に行っています。CatConの中で保護猫の譲渡活動を行うだけでなく、収益の一部を保護猫団体に寄付したりもしています。ちなみに、この2年で$70,000(約770万円)を寄付し、178匹の保護猫をCatConのイベント内で譲渡してきたとのことです。
CatConにおける譲渡活動
例年、CatConにはスポンサーとなる保護団体がおり、それらの保護団体の協力のもとに譲渡活動が行われます。今年は開催地パサデナのシェルター”The Pasadena Humane Society & SPCA”が協力しており、シェルターより譲渡対象となる猫ちゃんたちが提供され、シェルターのスタッフにより譲渡活動が行われました。
譲渡の可否はその場ですぐにわかり、譲渡可能な場合はその日のうちに家族として迎えることができます。もちろん、譲渡される猫は避妊・去勢済み、マイクロチップ埋め込み済み、ワクチン接種済みの猫であり、譲渡する際には猫の飼養に必要な最低限のスターターキットも渡されます。譲渡には1匹あたり$20(約2,200円)がかかりますが、2匹の場合は$30(約3,300円)になります。
CatCon2017
それではCatCon2017の様子を覗いてみましょう。
リストバンドをして、入り口から入場です。
中にはコスプレしている人たちが…。CatConはコスプレ大歓迎とのことです。
中でも猫耳コスプレが一番多いようです。
猫用の商品だけでなく、少しオシャレな猫モチーフの洋服展示もあります。
CatConに行くとこんな試供品が無料でもらえます。手前にあるのは「いなばのちゅ〜る」ですよね。
LiL BUBにも会えます。
Kitten Ladyにも会えます。
Kitten Ladyの講演も聴けます。
Jackson Galaxy ジャクソン・ギャラクシーにも会えます。
もちろん、譲渡待ちの猫ちゃんもしっかりといます。
まとめ
CatConは猫好きのためのイベントであり、猫に関する商品やポップカルチャーに関する催し物が多いようです。さらに、CatConでは猫の譲渡活動の援助も行っており、金銭的な面を含めて数多くの猫を助けています。今後、ますます大きなイベントになっていくことは間違いないため、猫好きの人たちは要チェックでしょう。2018年のCatConが開催される場所や日時は発表されていませんが、おそらくアメリカ・カリフォルニア州のどこかで行われることになる思われます。
ちなみに、愛猫をCatConに連れていくことはできません。連れて行っても入場は拒否されますので気をつけてください。それにしても、CatConは少しポップカルチャー側に寄りすぎているような気がするので、もう少し研究者や獣医師などを招待して猫の行動や飼い方、健康などを学べるセミナーの場を設けても良いような気がします。
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参照サイト
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