最近では保護猫を飼う企業も増えており、オフィス猫が定着しつつあります。オフィス猫の業務は従業員を癒したり、業務を少し妨害し、笑いを提供することです。アメリカ・オクラホマ州のオフィス猫はそれらの一般的な業務に加え通行人からお金を集めるという特殊な業務も担っているようです。
お金を集めるオフィス猫のSir Whines A Lot
“Sir Whines A Lot”はオクラホマ州のマーケティング会社GuRuStuのオフィス猫です(LoveMeow)。彼は夕方以降になると通行人よりお金を集めはじめるのですが、その様子が人気を集めています。猫がお金を集めるって意味不明ですよね?実際の動画がこちらです。
動画のように、Sir Whines A Lotは、オフィスが閉まっている際に、通行人がガラス扉の隙間に入れたお金を前足の爪で引っかけ、オフィスの中に入れます。
なぜお金を集めるの?
会社のオーナーは、最初ガラス扉付近にお金が落ちているのを見たときには不思議に思ったようですが、試しに、ガラス扉の隙間にお金を入れるとすぐにその理由がわかったそうです(the dodo)。
そして、お金を集めるようになった理由について、同オーナーは「最初にお金を隙間にいれた人は、お金を猫に与えるためではなく、遊ぶために入れたと思うが、結果として猫がお金を取ってしまったのではないか」と推測しています(the dodo)。
CASHnip Kitty
一連の行為により、彼はCASHnip Kitty キャッシュニップ・キティ(キャットニップ Catnipとキャッシュ Cashの造語)と呼ばれるようになり(Yahoo.com)、その名前でFacebookページも持っています。会社はキャッシュニップ・キティがお金を取ってしまうという事を通行人に注意する張り紙をするとともに、彼が集めたお金はすべてホームレスの人たちを支援する団体(Tulsa Day Center)に寄付することにしています。
ホームレスへの寄付はキャッシュニップ・キティ自身も一時期ホームレスを経験していることが大きく影響しており、彼は生後6ヶ月の頃に保護猫団体から現在の会社に引き取られています(LoveMeow)。
まとめ
海外ではリアル招き猫だという反応もあるように、意外と多くのお金を集めており、週末だけで30〜40ドル(約3,300円〜4,400円)程度は稼ぎ、すでに100ドル(約11,000円)以上は寄付しているとのことです(Yahoo.com)。お金を使用して遊ぶという感覚は日本人にはない感覚だと思うのですが、海外の人からすると普通なのでしょうか。
Sir Whines A Lot のこの行動を見る限り、刺激が足りていないような気がするのですが、環境エンリッチメントを行ったり、帰宅する前に彼とたくさん遊んであげて欲しいです。
キャッシュニップではなくキャットニップの使い方を知りたい方は「キャットニップの正しい使い方」や「キャットニップのすべて」の記事を参照するようにしてください。
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