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【ニュース】アメリカの動物福祉に暗雲!農務省HPから動物福祉に関する情報が削除される

2017年2月5日

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アメリカ農務省は動物福祉に関する調査報告、執行記録そしてその他の動物の処置(取り扱い)に関する情報を、プライバシーポリシーやこれに関連する法律を理由に、農務省のウェブサイトから削除しました。

USDA(United States Department of Agricultureの略で、アメリカの農務省のこと。 日本でいう農林水産省)の 動植物検疫所APHIS(Animal and Plant Health Inspection Service )の代表であるTanya Espinosa氏は、これらの情報は2月3日の午前11時頃にサイトから削除されたと語っています。

彼女はその削除が、トランプ新政権による一時的または永久的なものであったかについては一切触れていません。

この記事で分かること

  • 動物福祉に関する情報の重要性
  • アメリカにおける動物福祉とは何か
  • 掲載情報の削除には政府に不利な情報が含まれていた可能性

目次

  • 1 動物福祉に関する情報とは?
  • 2 USDAの主張
  • 3 動物関連団体の反応
  • 4 あくまでも「プライバシーの保護」
  • 5 政府に不利な情報が・・・?
  • 6 まとめ

動物福祉に関する情報とは?

これらの情報は、動物の保護団体やその他の一般市民が、商業的な利用を目的としている犬や馬のブリーダーの情報を調べるために使用されてきました。その中には動物に対する虐待などの動物の福祉に関わる情報も掲載されています。また、報告書には飼養施設や動物実験所での動物福祉に関する「違反」と、「その違反が修正されたのかどうか」についても記載がなされています。

 

USDAの主張

情報が掲載されていた部分には、”農務省は「動物福祉法に関連した個人情報を含む文書を削除するための措置を実施する」”という主旨のメッセージが掲載されています。

そして、「動物福祉に関連する情報について、市民や出資者の情報ニーズに応えるなど透明性を保ちながらも、個人のプライバシー権を守るという農務省の信条に基づいてこれらの記録は削除されました。」と続けています。

声明では、動物福祉に関する調査などの書類や記録については、情報公開法に基づく要請により、今後も一般公開され閲覧可能であることを強調しています。しかしながら、その情報の入手には数カ月または数年かかることもあるようです。「情報」はすぐに必要な場合が多く、そんなに待てないですよね・・・。

動物関連団体の反応

動物愛護団体や動物保護団体は、動物福祉に関する違反の記録が入手できないとなると活動に支障が出ると難色を示しています。また、当然ながらこれらの問題は動物福祉の問題に直結してきます。

つまり、一般の方が動物福祉を考えられていない、最悪の環境で動物を扱っている悪質なブリーダーやトレーナー、動物園、動物実験を行う研究室に関する情報を知ることが困難になり、動物福祉の向上が遅滞してしまいます。また、これからペットなどを飼おうと考えている方が悪質ブリーダーなどと取引をしてしまう可能性も高まります。とても危険な状態と言えるのではないでしょうか?

 

あくまでも「プライバシーの保護」

この情報の削除に対しての正当性を主張するために、農務省のウェブサイト上の声明は、「プライバシーと情報の自由に関する法律に対しての裁判所の決定と法務省の指針を反映させた」としています。また、この声明には具体的な事例や指針は記載されていません。農務省側は法務省側に寄せているようなスタンスですが、法務省の代表はこの一連の情報削除に関する質問は、すべて農務省にするようにという姿勢を見せているようで、各省庁で連携がなされていない様子が伺えます。

動物福祉に関する記録を保管している動植物検疫所APHISは、「法律顧問室の支援を受けながら、これらの情報源を継続的に監視し、必要に応じて動植物検疫所の方針を改良していく」と述べています。

農務省が主張している「個人情報の保護」ですが、具体的にどのような個人情報が問題になっているかは分かりませんでした。報告書の中には、プライバシーの保護を目的に保管場所が既に変更されているものもあるようです。

政府に不利な情報が・・・?

実はこのような動きは動物実験に関するより多くの情報公開を求める法案が提出された2日後に起こったそうです。この法案はWhite Coat Waste Projectと呼ばれる団体によって支援されており、この団体は、政府が動物実験に費やす税金を削減することを目的としています。やはり、削除された情報には政府に不利になりそうな情報が含まれていたのでしょうか?

 

まとめ

動物福祉に関する情報を得ることが難しくなるということは、非常に残念なことです。人目に触れる機会が減れば、その分動物に対してひどい扱いを行うブリーダーや業者が増えてくるかもしれません。そのような人達には動物を扱ってほしくはないですが、世の中には自分の利益しか考えない人もたくさんいることも事実です。

情報が削除された経緯が曖昧で、納得できる人は少ないでしょう。アメリカの動物福祉を保つためにも、常時情報を公開して透明性を保って欲しいものです。

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参考文献

USDA removes animal welfare reports from its website

USDA blacks out animal welfare information

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