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カナダの東部にて大西洋に面するノバスコシア州にて猫の爪切除術が禁止されることが2017年12月12日に決定しました。これにより北アメリカにおいて、初めて爪切除術を禁止する州が誕生することになります。
ノバスコシア獣医師会の決定
今回の決定はノバスコシア獣医師会が自身らが定める倫理規則を改定することで実現されました。新しい規定では、緊急性のない爪切除術や治療目的でない爪切除術は倫理的に認められないとされています。ただし、あくまでもノバスコシア獣医師会の会員に適用される倫理規則であり、法的に禁止されたわけではありません。この倫理規則は3か月間の教育機関を経て、2018年3月15日より適用されることになります。
今回のノバスコシア獣医師会の決定は今年の3月にカナダ獣医師会が猫の爪切除術に対して厳しい声明を出した流れを継いでいると考えられています。
もちろん、治療目的や剖検などを目的とした爪切除術に関しては今まで通り行うことができ、あくまでも治療目的でない爪切除術のみを行うことができないということです。
まとめ
カナダのノバスコシア州では、来年3月15日よりノバスコシア獣医師会に所属する獣医師が治療目的ではない爪切除術を行うことができなくなります。今年に入って、カナダ獣医師会、米国猫医学会などが爪切除術に対して厳しく非難する声明を表明しており、世界の潮流としては確実に非治療目的の爪切除術を禁止する方向へと動いています。日本も取り残されないようにしなければなりません。
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