• ホーム
  • 本サイトについて
  • お問い合わせ
    • 里親募集に関するお問い合わせ

MAL

ねこ情報サイト

  • ねこニュース
  • トレンド
  • 保護猫
  • 習性と飼い方
  • 健康
  • レビュー
  • ねこ生活
    • はじめての猫
    • しつけ
  • ねこ図鑑
    • かな順
現在の場所:ホーム / ニュース / 【ニュース】イギリス:フェイクファーと称した毛が動物の被毛だった事件

【ニュース】イギリス:フェイクファーと称した毛が動物の被毛だった事件

2017年4月12日

スポンサーリンク

young-1892116_1280

4月に入り気温も高くなり、軽装になった方も多いのではないでしょうか?冬場は温かい羽織りものや小物が欠かせませんよね。特にファーのついたアウターや靴、バッグなどは見た目も華やかで、冬のシーズンは身に付ける方が多いと思います。

 

そんなファー製品に関してショッキングなニュースが飛び込んで来ました。

 

イギリスのハイストリートに店舗を構えるファッションブランドで、フェイクファーと表記されていたものの実は本物の動物の毛が使われた商品が販売されていたのです。

 

 

目次

  • 1 ファー製品の原料は・・・
  • 2 近年問題が深刻化
  • 3 動物の福祉
  • 4 企業の対応は?
  • 5 相次ぐ違法なファー製品
  • 6 フェイクファーは安い?
  • 7 まとめ

ファー製品の原料は・・・

Sky Newsによると、 House of Fraser で販売されていたファー手袋はウサギの毛から作られていたそうです。そしてMissguided で販売されていたピンクのピンヒールに装飾として付いていたポンポンは、そのほとんどが猫の毛から作られていたそうです。

 

近年問題が深刻化

フェイクファーと称して取引される本物の動物の毛は、ここ何年間でかなり問題になっているそうで、それらの毛はほとんどがアジアで生産されており、中でもメインは中国のようです。

 

相変わらず中国は動物の権利や福祉について無頓着ですよね。

 

中国では何百万もの猫が肉の販売のために殺されており、これらの猫の毛が被毛のマーケットに流れているのではないかと言われています。

 

また最近では、濃く柔らかい性質から特にタヌキの被毛を使った製品の増加が目立っています。加えてタヌキは多産(1回の出産でおよそ16匹)であることから、大規模飼育で大量生産がされているようです。

 

 

動物の福祉

みなさんが想像している通り、動物の毛を採るというのは落ちている毛やカットした毛を材料とするわけではなく、大抵は命も一緒に奪ってしまいます。この点が非常に問題なのです。そして悲しいことに、「被毛」を目的に飼育されている動物は、毛さえ採ることができればいいので医療的なケアはもちろんのこと十分なエサも与えられず劣悪な環境に置かれることが多いのです。

 

企業の対応は?

今回、本物の動物の毛の使用が指摘された商品を販売していたHouse of FraserとMissguidedは、どちらも企業理念として「fur-free policies(動物の毛を使用しないポリシー)」を掲げていただけに非常に残念なことです。

 

両者とも、本物の動物の毛が使用されていた事実を把握していなかったと説明しており、この事実が発覚後すぐにそれらの商品の販売の停止と内部調査を実施しています。

 

相次ぐ違法なファー製品

これらの一連の騒動から、Good Morning Britain が行なった調査では、これらの2社に加えてDebenhams とご存知 Forever 21で販売されている商品にアンゴラウサギの被毛が使用されていたことが明らかになりました。アンゴラウサギについては去年H&Mなどでも問題になりましたよね。

 

これらの2社に関しては前述の2社とは違い「fur-free policies(動物の毛を使用しないポリシー)」を掲げていはいませんが、両者ともこれらの事実を真摯に受け止め販売停止などの対応を取っています。

 

 

フェイクファーは安い?

しかし、フェイクファーと天然の被毛の違いをパッと分かる人はそうそういないですよね。私もそうだったのですが、値段が安ければ大抵人工毛だと思っていませんか?

 

なんとなく本物の動物の毛は高いイメージがありますよね。実はそうではないようなのです。現在、被毛のマーケットでは動物の毛は非常に安い値段で取引されているといいます。したがって、フェイクファーの方が高くつく場合も珍しくないようです。つまり、「フェイクファー=安い」という概念はもはや通用しなさそうです。

 

簡単に見分ける方法としては、被毛の根元を観察することだそうです。フェイクファーであれば根元が何らかの化学繊維につながっており、また一本一本が独立していることが少ないそうです。そうでなければ、動物の被毛の可能性が高いということになります。ただし、絶対とは言い切れませんので、参考程度に思って頂ければ幸いです。

 

まとめ

ファー製品は華やかで、冬らしく、特に女性のオシャレには欠かせませんよね。しかし、その裏で動物たちの貴重な命が奪われているかもしれないという事実が明るみに出ました。個人的には、これは氷山の一角であると思います。このような違法な製品の横行を取り締まるには、被毛の取引の規制や罰則の強化、企業倫理そして消費者意識の向上が重要だと思います。

 

スポンサーリンク

 

あわせて読みたい

【ニュース】”スタバ”と”KFC”, ”バーガーキング”, ”ドミノピザ” は動物の福祉を考えていない!「畜産動物福祉に関する企業のベンチマーク:BBFAW」

【ニュース】アメリカの動物福祉に暗雲!農務省HPから動物福祉に関する情報が削除される

 

参照サイト

‘Fake’ fur being sold on British high street is actually from cats, rabbits, and raccoon dogs, investigation reveals 

‘Faux fur’ found in high street shops actually from animals

Real animal fur sold as fake on British high street

スポンサーリンク

おすすめの記事

  • 【ニュース】サンフランシスコが全てのペットショップにおいて保護猫・犬以外の生体販売を禁止する法律を制定【ニュース】サンフランシスコが全てのペットショップにおいて保護猫・犬以外の生体販売を禁止する法律を制定
  • 【ニュース:バンクーバー】ペットショップにおける猫の販売が禁止に【ニュース:バンクーバー】ペットショップにおける猫の販売が禁止に
  • 専門家が解説!猫にとってより良い世界にするには?専門家が解説!猫にとってより良い世界にするには?
  • 【トレンド】アメリカ動物保護団体PETA:偽物の猫の虐待動画が物議を醸す【トレンド】アメリカ動物保護団体PETA:偽物の猫の虐待動画が物議を醸す

コメント

コメントを残す コメントをキャンセル

人気の記事

  • 猫の塩化ベンザルコニウム中毒 〜症状と気をつけたいこと〜
  • 猫が大好きなマタタビと同じ効果を持つ植物5つ
  • 猫が大好きなキャットニップのすべて
  • 【米・リコール】市販ローフードで2匹の子猫が死亡
  • 【ニュース】FDAがガンに効果があると謳った製品に警鐘を鳴らす!
  • 日本・どれぐらいの飼い主が猫の問題行動に悩まされている?
  • TNR・捕獲した猫に対するガバペンチンの経口投与
  • 豪・メールによるマイクロチップ情報更新の促進
  • 米・保護猫施設における飼養形態の違いは滞在期間に影響を及ぼさない
  • なぜ猫の問題行動が起こってくるのか?

アーカイブ

  • 2018年5月 (1)
  • 2018年3月 (1)
  • 2018年2月 (6)
  • 2018年1月 (21)
  • 2017年12月 (31)
  • 2017年11月 (29)
  • 2017年10月 (31)
  • 2017年9月 (45)
  • 2017年8月 (50)
  • 2017年7月 (49)
  • 2017年6月 (58)
  • 2017年5月 (58)
  • 2017年4月 (54)
  • 2017年3月 (58)
  • 2017年2月 (56)
  • 2017年1月 (46)
  • 2016年12月 (31)
  • 2016年11月 (28)
  • 2016年10月 (35)
  • 2016年9月 (29)
  • 2016年8月 (18)
  • 本サイトについて
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
  • ねこニュース
  • トレンド
  • 保護猫
  • 習性と飼い方
  • 健康
  • レビュー
  • ねこ生活
    • はじめての猫
    • しつけ
  • ねこ図鑑
    • かな順

ソーシャルメディア

  • Facebook
  • Instagram
  • Pinterest
  • RSS
  • Twitter

サイト内検索

Copyright © 2021 · MAL. All Rights Reserved.