• ホーム
  • 本サイトについて
  • お問い合わせ
    • 里親募集に関するお問い合わせ

MAL

ねこ情報サイト

  • ねこニュース
  • トレンド
  • 保護猫
  • 習性と飼い方
  • 健康
  • レビュー
  • ねこ生活
    • はじめての猫
    • しつけ
  • ねこ図鑑
    • かな順
現在の場所:ホーム / ニュース / 迷い猫は意外と近くに潜んでいる…

迷い猫は意外と近くに潜んでいる…

2018年1月6日

スポンサーリンク

迷子猫は意外と近くに潜んでいる...

オーストラリアとアメリカの研究チームは迷い猫に関する情報を収集し、迷い猫を探す際に重要となる迷い猫の特性について明らかにしています。

 

目次

  • 1 迷い猫を見つけるには?
  • 2 迷い猫の特性
  • 3 迷い猫が見つかる確率
  • 4 迷い猫を探す方法
  • 5 迷い猫が発見された場所までの距離
  • 6 迷い猫が見つかった場所
  • 7 まとめ

迷い猫を見つけるには?

飼い猫が迷子になった際にどのような方法で猫を見つけるのが効率的なのでしょうか?実は、そのようなことに関する研究は少ないのが現状です。最新研究は、世界中で迷子になった猫の情報を収集し、迷い猫の特性、迷い猫を探すのに使用された方法、迷い猫が発見された場所、迷子になった地点から発見された地点までの距離などについて探索しています。これらの情報は、どのような方法・場所で迷い猫を探す上で効率的なのかについて重要な知見を与えてくれます。

 

研究はインターネットによる調査を利用し、飼い猫が迷子になったことのある飼い主に47個の質問に回答してもらいました。その結果、世界各国から1210匹の猫に関する情報が集まりました。

 

迷い猫の特性

迷い猫の57%はオス猫であり、96%が避妊・去勢手術が施されていました。迷子になった時の年齢で最も割合が高かったのが、1~7歳の猫であり67%でした。そして、迷子になった猫の入手先として最も割合が高かったのがシェルターや保護猫施設であり、迷い猫の33%がそれらの施設から引き取られた猫でした。迷子になった猫のうち57%の猫は何かしらのID(マイクロチップやID・GPS付き首輪)などを装着しており、85%の猫が以前まで屋外に行けるような環境であったことがわかりました。95%の迷い猫は馴染みのある場所において、迷子になっていることもわかりました。

 

迷い猫が見つかる確率

見つかった猫のうち半数は迷子になってから1週間以内に見つかり、ほとんどの猫は2か月以内に見つかるということがわかりました。飼い猫が見つかる可能性について統計学的に解析を行ったところ、飼い猫が迷子になってから、1週間で猫が見つかる確率は34%であり、1か月で見つかる確率は50%、2か月までに見つかる確率は56%であることがわかりました。

 

迷い猫を探す方法

迷い猫を探す方法として使用される方法として多かったのが、足で使ってという方法(96%)と、チラシなどの広告を使用するという方法(74%)、シェルターやプロに連絡するという方法(57%)でした。足を使って猫を探すという方法では、近所の人に助けを求めたり、近所の人に許可をもらい敷地内を探すことを頼んだり、庭などの近隣の場所を探す、夜にフラッシュライトなどを使用して探す、日中に歩いて探すなどの方法が効果的である可能性が示唆されました。さらに、広告を使用する方法とシェルターやプロに連絡するという方法を使用した場合には、それらの方法を使用しない場合よりも、猫が見つかりやすいことがわかりました。

 

迷い猫が発見された場所までの距離

猫が迷子になった地点から猫が見つかった地点までの距離について調べたところ、半数の猫は半径50m以内の場所、75%の猫は半径500m以内の場所で見つかるということがわかりました。また、完全室内飼いの猫では平均39m、半室内飼いの猫では平均300m、完全屋外飼いの猫では平均183mであることがわかりました。結果として、完全室内飼いの猫は半室内飼いの猫と比較して、より近いところで発見されるということがわかりました。

 

迷い猫が見つかった場所

83%の猫は屋外で発見されており、屋外の茂みの中に隠れていたり、家の外で待っていたり、庭で発見されたりすることが多いことがわかりました。11%の猫は屋内で発見されており、猫との性格の関連性を見たところ、好奇心が強い猫ほど屋内で発見されやすいということがわかりました。

 

まとめ

最新研究により、迷い猫の特性、見つかる確率、探す方法、発見された場所までの距離、発見された場所などが少し明らかになりました。やはり迷い猫を探すには、チラシの利用、各施設への連絡、自身の足を使うという方法が効果がありそうです。足を使って猫を探す際には、茂みを探したり、近所の人に助けを求めるようにすることが重要のようです。夜捜索をする際にはライトを忘れないようにしましょう。

 

迷い猫が発見された場所までの距離が意外と近いため、近隣を重点的に捜索するのも重要です。特に完全室内飼いの猫では半径50m以内を捜索する方が良いのかもしれません。そして、好奇心が強い猫の場合には、近所の人の家の中や公共施設内に隠れている可能性も頭に入れておくことが大切のようです。

 

今回紹介した研究論文はオープンアクセスであり誰でも無料で読むことができます。

原著論文:Huang L, Coradini M, Rand J, Morton J, Albrecht K, Wasson B, Robertson D. Search Methods Used to Locate Missing Cats and Locations Where Missing Cats Are Found. Animals(2018), 8, 5; doi:10.3390/ani8010005

原著論文を読む
スポンサーリンク

おすすめの記事

  • 豪・シェルターに猫を預ける人と預けられた猫の関係性とは?豪・シェルターに猫を預ける人と預けられた猫の関係性とは?
  • 豪・猫の早期避妊・去勢手術に対する大学教員の姿勢について豪・猫の早期避妊・去勢手術に対する大学教員の姿勢について
  • 豪・メールによるマイクロチップ情報更新の促進豪・メールによるマイクロチップ情報更新の促進
  • 蘭・ローダイエットには多くの病原微生物が含まれる蘭・ローダイエットには多くの病原微生物が含まれる

コメント

コメントを残す コメントをキャンセル

  • 本サイトについて
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー
  • ねこニュース
  • トレンド
  • 保護猫
  • 習性と飼い方
  • 健康
  • レビュー
  • ねこ生活
    • はじめての猫
    • しつけ
  • ねこ図鑑
    • かな順

ソーシャルメディア

  • Facebook
  • Instagram
  • Pinterest
  • RSS
  • Twitter

サイト内検索

Copyright © 2021 · MAL. All Rights Reserved.