インターネットで話題となった猫動画に「復讐」をテーマにしたものがあり、今回はそんな動画を2つ紹介します。
朝4時に飼い主を起こす猫への復讐
アメリカのアトランタ州に住む作家Nicholas Tecoskyさんは毎朝4時に飼い猫のItalics イタリックスに起こされるようです。その復讐として、イタリックスがすやすやと寝ている昼間の4時にイタリックスを起こしてやろうというものです。この動画がYouTubeにアップされるとその再生数は一気に増加し、2016年12月30日付にて7百万回の再生回数となっています。
猫の福祉
猫の福祉を考えるとこのような行為が行われるのはとても悲しいです。この動画を見て面白いと思う人は猫を飼っていない人か飼っていても猫のことを真剣に考えていない人だと思います。おそらく、この動画を撮っている本人も面白半分で動画を撮影したのでしょう。アメリカでは過激な動物愛護団体が多い為こういった動画も「虐待」として捉える人もいるといます。案の定、そういった批判があったようで、後日弁明するための動画もアップしていますが、言葉使いがとても悪く、Nicholas Tecoskyさんの人間性が露わになっているような気がします。
幸いイタリックスは驚かされても一時的にビックリしただけで、その場でリラックスしていたとのことです。ただ、ビックリしただけでもすでに猫にとってはストレスだと思いますが…
いずれにせよ、このような動画を撮影してYouTubeにアップすることは、面白がって、ただ単に動画再生回数を伸ばしたいからだとしか思えません。猫の福祉をよく考えていない飼い主と捉えられても仕方がありませんよね。
真似はしないこと
ほとんどの家庭でこのような行為を行うと猫と飼い主の関係性を損なうだけということは理解しておきましょう。猫は人間のように記憶が発達しておらず、「今」を生きているため、復讐といった概念すら持ち合わせていません。もちろん飼い主を朝4時に起こしたことなど覚えていませんし、それが悪いことということさえ理解していません。つまり、復讐しても何の意味も持たないのです。おそらく、これくらいのことは、猫を飼っている人なら理解していると思います。
ちなみに、Nicholas Tecoskyさんは後日「Nobody learns a lesson. 結局効果はなかった」とコメントが記載されている動画をアップしており、動画の中では猫が鳴いています。本人は冗談で言っていると思いますが、そら効果がないですよね。
もし、本気で朝4時に起こされるのが嫌なのであれば、例えば動物病院により検査をしてもらう、猫の運動量を増やす、夜間でも一人で遊べるようなものを配置する、起こされても無視するなどもう少し建設的な解決法を模索するべきです。
パロディー
この動画のパロディー版もあります。この人はとても猫に優しいですよね。猫に夜起こされても「猫はそういう生き物だから」って言っており、寛容な人ですね。個人的には猫が夜起こす理由を突き止め、対処すべきだとは思いますけどね。
猫からの復讐
次の動画は猫が飼い主に復讐するという動画です。といっても前述したように猫には復讐という概念はないので偶然そうなったというだけです。人間が意味付けすると「復讐」ということになります。
飼い主がギターを弾くところを動画撮影したく、椅子の所に座ろうとすると、飼い猫が先客として椅子の上に寝ています。その飼い猫を乱暴に椅子の上から下ろし追い払う飼い主。そのあと、飼い主に起こった出来事は…
猫には優しく
動画を見ている方はスカッとした気分になりますが、かなり痛そうなので飼い主にも少し同情してしまいます。しかし、実はこの動画は加工されたものではないかという説が浮上しています。どうやら、うまく動画をつなぎ合わせているようです。そして、実は猫も痛めつけていないのではないかとも言われています(この部分の真相はわかりません)。
実際、植木鉢が落ちるところで少し動画が切り替わるのがわかります。
この動画を作成した意図はわかりませんが、個人的には「猫には優しくね。」というメッセージ性があるというように受け取っています。
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