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2017年の主要な猫ニュースまとめ・国内編

2017年12月27日

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2017年の主要な猫ニュースまとめ・国内編

もう少しで2017年が終わります。ねこ情報サイトMALでは1年間様々な猫に関するニュースをお伝えしてきました。今回の記事では、その中でも国内における主要なニュースについて振り返っていきます。

 

目次

  • 1 ベラプロストナトリウム「ラプロス®」の販売が開始
  • 2 福島原発事故により被爆した猫の体内放射性セシウムの検証
  • 3 宮崎県初の動物愛護センターがオープン
  • 4 三重県動物愛護推進センター『あすまいる』がオープン
  • 5 猫と重症熱性血小板減少症候群
  • 6 猫の尿抽出物には誘引効果と糞尿防止効果があることが判明
  • 7 猫の飼育頭数が犬を上回る
  • 8 まとめ

ベラプロストナトリウム「ラプロス®」の販売が開始

1月下旬に東レが慢性腎臓病に対する治療薬ラプロス®の製造販売承認を取得し、春頃に販売が開始されました。ラプロス®の主成分はベラプロストナトリウムであり、その効果については、11月に正式に論文として発表されました。Twitterなどでは慢性腎不全の猫の飼い主らの間でその効果について話題になっています。その作用や論文がきになる方は「慢性腎不全に対する「ラプロス®」の効果を解説」と「ベラプロストナトリウムの治療効果の検討」の記事を参照ください。

 

福島原発事故により被爆した猫の体内放射性セシウムの検証

2011年に東日本大震災によって起きた福島原子力発電所の事故において、立ち入り制限区域に指定されている場所より保護された猫や犬における被爆の影響について検討が行われた研究が1月に発表されました。この研究により、猫におけるセシウムの半減期は30日程度であり、人間のような二相性の生物学的半減期を示さないということがわかりました。これらの研究結果は、今後同様の事象が生じた際に、被爆した猫に関する適切な保護・譲渡プランを立てる際に役立ちます。詳しくは「福島原発事故により被爆した猫の体内放射性セシウムの検証」の記事を参照ください。

 

宮崎県初の動物愛護センターがオープン

4月には宮崎県初となる動物愛護センター「みやざき動物愛護センター」が開所しました。宮崎県と宮崎市が協力して設立し、施設には100匹の猫が収容できる仕様になっています。宮崎県における平成28年度の猫の殺処分数は335匹(うち270匹が幼齢個体)となっており、これらの殺処分される猫の数が減少することが期待されています。

 

三重県動物愛護推進センター『あすまいる』がオープン

三重県は2023年までに殺処分をゼロにすることを目標に様々な活動を行おうとしており、その拠点となる施設「三重県動物愛護推進センター・あすまいる」が5月に開所しました。「あすまいる」は動物愛護の普及啓発、譲渡の推進、飼い主への指導を行う三重県初の動物愛護に特化した公立施設になります。三重県における平成28年度の猫の殺処分数は523匹となっており、犬の81匹を大きく上回っています。「あすまいる」の開所により、殺処分される猫の数が減少することが期待されます。詳細については「三重県動物愛護推進センター『あすまいる』」もしくは「【訪問】三重県動物愛護推進センター『あすまいる』」の記事を参照ください。

 

猫と重症熱性血小板減少症候群

昨年、西日本在住の50代の女性が野良猫に噛まれたことが原因で、「重症熱性血小板減少症候群SFTS」を発症し死亡していたことが、7月に厚生労働省により発表され、大きな注目を集めました。重症熱性血小板減少症候群は人や動物に共通して感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」であり、日本ではフタトゲチマダニやタカサゴキララマダニにおいてSFTSウイルスが確認されており、それらのマダニに動物や人間が噛まれ、血を吸われることにより、ウイルスの感染が起こります。

 

今回のケースではSFTSウイルスに感染した猫に女性が噛まれ、SFTSが感染、発症し死に至ったことが考えられています。残念なことに、メディアが猫から人へのSFTSの感染を大々的に報じたこともあり、なぜか猫がSFTSウイルスの媒介者であるように伝えられ、注目を集めてしまいましたが、猫に特別SFTSの感染が多いというわけではなく、その他の動物にも感染が確認されており、その感染率も地域によって異なっていることが知られています。SFTSに関する詳しい内容を知りたい方は「猫と重症熱性血小板減少症候群」の記事を参照にしてください。

 

猫の尿抽出物には誘引効果と糞尿防止効果があることが判明

8月には岩手大学とルイジアナ州大学の研究チームが猫の尿抽出物(有機溶媒層に含まれる成分)が猫を惹きつけるという効果があるということを示唆しました。これは猫だけでなく、ボブキャットにおいても効果が認められるようです。また、猫が尿抽出物の遭遇した際には、そのニオイを嗅いだ後に、排尿や排便を行わずにその場を立ち去ることを発見し、この尿抽出物に糞尿防止効果が期待出来ることが示唆されました。まだまだ、研究が始まったばかりの段階ですが、将来的にはこの尿抽出物を利用して、野良猫たちの糞尿防止効果が期待出来る商品が誕生するのかもしれません。研究内容を詳しく知りたい方は「猫の尿抽出物には誘引効果と糞尿防止効果があることが判明」の記事を参照ください。

 

猫の飼育頭数が犬を上回る

12月には日本ペットフード協会が報告した、平成29年全国犬猫飼育実態調査により、猫の飼育頭数よりも犬の飼育頭数の方が多いということが明らかになりました。しかし、気をつけたいのは、猫の飼育頭数に関しては、ほとんど変動はなく、犬の飼育頭数が減少したことが原因であるため、特に猫ブームだからといって顕著に猫の飼育頭数が増加したわけではないことには注意が必要です。

 

また、この統計ではシェルターからの猫の引き取りに関しても重要なことを示唆しており、猫の飼育者の約6割はシェルターを知らないと回答しています。また、シェルターに保護動物がいることを知っていたとしても24%の人が審査手続きがわかりづらく、面倒になった為と回答しています。そして、最終的にシェルターにて保護動物の入手を断念した人たちが、ペットを迎え入れる場所で最も多いのがペットショップ(45.8%)のようです。今回の調査ではその他にも考えさせられる統計結果が報告されており、一読することをお勧めします。「平成29年度全国犬猫飼育実態調査」

 

まとめ

2017年に日本国内で起きた個人的にきになるニュースについて紹介してきました。2017年に厚生労働省が発表した猫の殺処分数に関しては45,574匹と昨年度よりも約2万2,000匹減少しており、殺処分数が減少していることは素晴らしいことです。ただし、譲渡・返還数に関しては3,000頭しか増加しておらず、譲渡数を増やしていくことに関しては依然課題なのかもしれません(言うのは簡単ですが、実際行うのは難しいんですけどね)。2017年を振り返ってみて、個人的に気になる猫ニュースがありましたら、コメントをよろしくお願いいたします。

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