アメリカ、ポートランドに住むある夫婦のもとに、地元の動物保護センターから「そちらの猫ちゃんが保護されましたよ!」と電話がかかってきました。
この部分だけ切り取れば、無事に見つかって良かったなぁということになると思うのですが、実はこの猫ちゃんつい最近いなくなったわけではないのです。そう、この夫婦に飼われていた猫、Mistyは11年もの間行方不明だったのです。
11年ぶりにもとの家族の元へと戻ったMisty
Mistyがいなくなったのは2005年
この衝撃のニュースを報じたKGW Portlandによると、Mistyは2005年に彼女が2歳の時にDeanと Meredith夫婦の住むポートランドの家から姿を消したとのことです。夫婦は何週間もかけて愛猫のMistyを探しましたが、何も手がかりはなく、一向に見つけることができませんでした。
その当時、夫婦の住む家の近隣では猫がコヨーテに殺されるという事件がいくつか起こっていたので、夫婦は悲しいけれどもMistyにも同じようなことが起こったのだろうと思い、泣く泣くMistyの捜索を諦めました。
Mistyが見つかった!?
Mistyがいなくなり、月日は流れて2016年になりました。そんな2016年のある日、ポートランドの動物保護センターである Multnomah County Animal Shelter は1匹の野良猫らしき猫を保護しました。なんと、その猫がMistyだったのです。Mistyは、見たところ良い環境で暮らしていたようで、健康状態も良く、食事も十分に摂っている様子でした。
Mistyにはマイクロチップが埋め込まれており、それを動物保護センターが確認したところ夫婦の情報が出てきたました。このような経緯があって、Mistyが見つかった旨の電話が11年越しで夫婦のもとにかかってきたというわけなのです。控えめに言っても夫婦の受けた衝撃はかなり大きかったでしょうね。夫婦は、連絡を受けてからMistyに会うのを心待ちにしていたようです。
Mistyとの11年ぶりの生活を楽しむ夫婦
MistyがDeanと Meredith夫婦のもとに戻って来ると、心配をよそにすぐにその家での生活に慣れて、のびのびと暮らし始めました。夫婦は、「Mistyは以前と変わらず、私たちの知っている、そして愛した可愛らしいMistyそのままです」と語っています。Deanと Meredith夫婦も言うように、Mistyがとても良い健康状態であったことから、11年間おそらくどこか他の家庭で大切に飼ってもらっていたのでしょう。
したがって夫婦は、もし今までMistyを飼ってくれていた飼い主が現れたら、その時は話し合いに喜んで応じ、感謝の気持ちを伝えたいと語っています。しかし、今のところMistyを探している飼い主は現れておらず、現在はDeanと Meredith夫婦が、もう一生会えないだろうと思っていた愛猫との生活を楽しんでいるようです。
まとめ
11年もの間、行方不明だった猫ちゃんと会えるなんて本当に信じられないですよね 。良い家庭に飼われて、健康でいられたことも、なんとも運が良いことです。また少し話はそれますが、このようなニュースを聞くと、賛否両論ありますがマイクロチップって役に立つなぁと思う筆者です。
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参照サイト
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