お食事中の皆様、もしくはこれからお食事をされる皆様、今回の記事はちょっとお食事と関係のない時に読んで頂くことをオススメします。笑 しかし、とっても興味深い(?)話なので、食事中でない方は読んで頂いて、お食事中の方はまた後からぜひ読んで下さいね!
では、お食事とは関係のない皆様!
突然ですが、今日の話題はズバリ「排便」です。「どうせ排便に関わる病気とかそんなのでしょ?」と思った方、違います。。実はジョージア州立工科大学の研究チームがある発見をしたのですが、それは排便は排便でも、「哺乳類一般が排便にかかる時間の長さ」についてです
そこ?笑
私も最初にこの話題を見たときは、「お、そんなところに着目したか。笑」と思いました。
排便は、動物ならもれなく必要な生理現象であり、排便が上手くいかないと大変なことになります。したがって、便秘や下痢などの排便に関するテーマは人間を含めて、様々な動物種で、多様な観点(精神的なもの、疾患に準じて生じるもの、食べ物が原因となるもの)から研究が行われてきたと言えます。
しかし、「排便にかかる時間」にスポットを当てて、科学的に検証を試みたのは今回が初めてではないでしょうか?
体が大きくても小さくても一緒!?
そして研究結果によると、体が大きかろうが小さかろうが哺乳類であれば排便にかかる時間はおよそ12秒だそうです。対象となった哺乳類は、犬や猫、イノシシからパンダ、カンガルー、象まで、体の大きさがかなり異なる動物たちです。これらすべての動物たちで排便時間がおおよそ同じというから驚きですよね。
排便中は無防備になりますし、便の臭いはその他の動物に自分の居場所を知らせることになるので、自然界においては「排便」という行為は結構命がけといっても良いのかもしれません。その排便の長さがおおよそどの哺乳動物でも同じというのですから、「排便」のリスクの点ではある意味公平になっているのかもしれません。
大腸の粘膜層
研究者チームは地元のアトランタ動物園で動物たちが排便する様子をビデオで記録し、そして排泄された便の長さを測ったようです。やっていることは単純なのですが、色んな意味で大変ですよね・・。笑
もちろん直腸(肛門とつながっている)の長さは、それぞれの動物種で4〜40cmと大きく異なり、便の大きさもかなり違います。ただし、体が大きな動物、例えば像などは体の小さな猫などと比べて、直腸の粘膜層が厚い傾向にあり、その分便が直腸をスライド(滑る)しやすくなっているようです。その結果、大きな便も素早く排出できるというわけです。
確かに、象やキリンの排便って、排尿?と思うくらいのスピートで出てますよね。笑 幼稚園の時に、動物園で見たときの衝撃がすごかったのを今でも覚えています。
まとめ
この研究により、哺乳類の排便にかかるおおよその時間が分かりました。これによって、簡単に排便の調子をチェックできるのではないかとも期待されています。
つまり、12秒以上かかっているのであれば不調といった具合です。まぁ、時間を数えなくても猫の行動や便の様子などを見れば体調不良などが分かると思いますが、あまりそういった知識がない方にはある意味でオススメの方法なのかもしれません。
人間も哺乳類ですから、今度トイレの際に12秒くらいかこっそり数えて見てはいかがでしょうか?笑 今後、どのような研究に発展してくのかが楽しみです。
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参照サイト
All mammals take ~12 seconds to poop. – Seriously, Science?
All mammals big or small take about 12 seconds to defecate
Litter Box Problems Could Be Due to Physical Ailment
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