今週あった気になる猫ニュースをまとめてみました。この猫ニュースまとめの記事を読んでいる人がほとんどいないので、これからも続けていくかは悩ましいところです。
目次
シドニーにて猫汎白血球減少症が発生
オーストラリアのシドニー、ブラックタウン・シティにて猫汎白血球減少症(猫ジステンバー、猫伝染性腸炎とも呼ばれる)を発症した子猫が確認されました。オーストラリアでは1970年代半ばより猫汎白血球減少症のワクチンが普及し始めたため、それ以降はほとんど発症例がなかったそうです。しかし、約40年後の2017年2月に発症が確認されました。
猫汎白血球減少症にかかった猫は無気力や発熱、食欲の低下という症状を呈し、その後、嘔吐や下痢などを伴います。重症な場合には特に何の前ぶれもなく死にいたるケースもあります。根本的な治療法は見つかっていませんが、ワクチン接種により予防することができます。シドニーではワクチン接種を呼びかけているそうですが、子猫に関しては中々ワクチン接種を行えないような個体もいるため厳しいようです。
現在、ブラックタウン・シティ協議会ではその地区のシェルターなどに里親譲渡や保護活動を中止するように指示を出しています。
台湾にて殺処分が禁止に
台湾にて野良動物(野良猫・野良犬)の殺処分を禁止する動物保護法改正案が施行されました。また、保護施設にペットを預ける際にも125ドル(約14,000円)支払わなければならいないようになりました。詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
スコットランド・ヤマネコ
スコットランドのモーヴァン半島にてスコットランド・ヤマネコ(スコティッシュ・ワイルド・キャット)が確認されました。スコットランド・ヤマネコは絶滅危惧種にも登録されている貴重なヤマネコです。Scottish Wildcat Actionとよばれる団体によると、2014年にモーヴァン半島にて発見された3匹のスコットランド・ヤマネコのうち2匹の姿が今年も確認されたそうです。
スコットランド・ヤマネコが絶滅危惧種になってしまったのには3つの理由があります。1つ目は人間による迫害、2つ目はイエネコとの交配、3つ目は獲物であるウサギなどの動物の減少です。近年では特に2つ目のイエネコとの交配が問題となっており、保護団体が積極的にノネコのTNVR(Trap – Netutered – Vaccinated – Return; 捕獲して、去勢・不妊手術して、ワクチン接種して、元の場所に返す)を行っています。ワクチン接種はノネコを介してスコットランド・ヤマネコに病気が移らないようにするために行っています。
猫の国勢調査2017
アイリスオーヤマ株式会社が運営する「アイリスペットどっとコム 猫といっしょ」に猫の飼い主を対象にしたアンケート結果が発表されました。アンケートに答えた飼い主の総数は981名で、合計1671頭分のデータが解析されて発表されています。気になる方はこちら(外部リンク)。
それに加えて、2017年版の「猫の名前ランキング」も発表されました。男の子では「クロ」、女の子は「ナナ」という名前が多かったようです。こちら(外部リンク)よりどうぞ。
ジョイペットとクレベリンのコラボ商品
ジョイペットxクレベリン ペットまわりの除菌・消臭ゲル/スプレーの発売が発表されました。この製品はジョイペットブランドを有するジョンソントレーディング株式会社と、正露丸やクレベリンで有名な大幸薬品株式会社が協力して開発しています。ゲルタイプとスプレータイプの2種類存在しており、3月1日より販売されます。
その主成分は二酸化塩素という化学物質になっており、実質クレベリンと同じです。二酸化塩素がどういうものかわからない方はこちらの記事を参考にしてください。
ペットの防災対策意識調査
アイペット損害保険株式会社が犬や猫を飼育している方、2,214名を対象に調査を行いました。その内容は「ペットの防災対策」についてです。例えば、「ペットのために防災対策をしているか?」という質問に対しては、猫の飼い主のうち59.8%の飼い主が「特に対策をしていない」と回答しています。その他の結果が気になる方はこちら(外部リンク)よりどうぞ。
マイニャンバーカード
株式会社ポーミー(Pawmy Inc.)がマイナンバーカードのパロディーである「マイニャンバーカード」の発売を発表しました。このカードには猫の写真や名前、住所などの基本的な情報が含まれています。また、専用サイトにおいて猫のマイクロチップ番号や病気の既往歴などのかなりの個猫情報が確認することができます。専用ポータルサイトではSNS機能を使用することもでき、猫友を探すこともできます。
マイニャンバーカードについてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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