猫に優しい庭?と不思議に思う方が多いのではないでしょうか。そうですよね、よく見かけるのはどちらかというと「猫を庭に近寄らせないには?」というトピックでしょう。
意外にもあまり着目されていない『猫に優しい庭』ですが、猫ちゃんに楽しくお庭で遊んでもらいたいと思っている方もいるかと思います。今回はそんな猫に優しい庭にするためのアイデアを少し紹介したいと思います。
猫ちゃんが外に行けるように
猫が安全に屋外で暮らせるように、庭に高めのフェンスなどを設置するのはいかがでしょうか? 室内飼いの猫ちゃんは退屈していることが多いため、外の空気に触れ、自然の変化を感じ、自然と遊ぶことができるという環境は、とても良いことだと思います。
しかし、家から遠く離れたとこまで行ってしまうと、事故や迷子なども心配です。また近所に住む猫などと喧嘩をすると、傷口から感染症をもらう危険性も高まります。したがって、外へは出られるけれども、敷地外からは出られないようにするというのはメリットが多いと言えます。
また、猫ちゃんが出て行けないということは、裏を返せば他のところから犬や猫が入ってくることを防ぐこともできるわけです。
探索行動ができるような環境
キャットタワーの代わりになるような、大きな木を植えたり、柵などを用意するのはいかがでしょうか?
猫はもともと好奇心が強く、探索行動をよく行います。そのため、猫を程よく刺激するようなものを置いておくと運動量も増え、ストレス発散につながります。もちろん爪とぎやその代わりとなる木などを置くことを忘れないようにしてくださいね。
隠れられる場所
猫ちゃんたちが隠れられる場所も作ってあげましょう。猫がそう言った場所が好きなのは有名かと思いますが、純粋に暑い日の日よけにもなります。ガーデニング用の低木などがこれに売ってつけです!たくさん植えれば見た目も良いですし、程よい日陰と隠れ家の役割を果たしてくれます。
もちろん、冬に葉が散ってしまうような落葉樹ばかり植えずに、常緑樹も植えて冬も葉がなくならないようして下さいね。なぜなら、葉っぱがなくなってしまうと日よけや隠れ場所がなくなってしまうからです。
また、植物の下や物かげなども良いですが、犬小屋のようなしっかりとした「家」を置いてあげると良いでしょう。例えば、何か不安なことがあって安全を求めたい時にすぐそばにしっかりとした「隠れる場所」がないのは猫にとっては非常に不安です。
遊ぶ場所とトイレ
庭の中でも遊ぶ場所とトイレの場所を決めておきましょう。外でも「トイレ」を設置してあげることは、案外忘れられがちです。
トイレの作り方
まずトイレにしたい場所を掘り起こします。その中に掘り起こした砂(しっかりとほぐしましょう)や腐葉土などを入れておきます。また、そこがトイレだということを明確にするために、室内で使用されている猫トイレから猫砂を少しとってき、砂の一番上に置いておきましょう。
外にトイレがあるからといってトイレの掃除をしないで良いということにはなりません。毎日しっかりと便などを取り除きましょう。そして、定期的にその穴にある砂や腐葉土を取り替える必要があります。
しっかりとトイレの場所を決めてあげましょう。そうすることで、飼い主が大切に育てている花や植物に猫がトイレをしてしまうということも無くなります。もし、傷つけられたくない木などがある場合は、爪とぎを置くようにしましょう。
また、庭の地面には砂利などではなく、少し柔らかめの土や芝生などを選ぶようにしましょう。猫ちゃんが怪我をしにくくなりますし、痛くないので存分に身体を動かしてくれます。庭ならではですが、枝におもちゃを紐でぶら下げておいたり、ボールを色んなところに置いてあげたりすると楽しく遊んでくれると思います。
植える植物
庭に植える植物には気を使いましょう。これまでにも紹介してきましたが、植物の中には猫にとって有害なものも多です。したがって、よく確認してから植えることをお勧めします。その他にも嫌いな花や好まれる花などありますので、場所によって使い分けるのも良いかもしれません。とにかく、毒性のある有害な花や植物だけは植えないように気をつけましょう。
また、猫に安全な植物の中でも蝶々などの昆虫が寄ってくるものが良いでしょう。猫は本能的に追いかけることが好きですから、昆虫は恰好の獲物になります。
詳細な花や植物の種類については、以下の記事をご参照ください。
- 【猫と植物】猫の植物中毒の原因となりうる花・植物 〜症状別一覧
- 【猫と植物】猫が嫌いな花をまとめてみた
- 【猫と植物】自宅で育てられる猫が好きな植物5つ
- 【猫と植物】猫を飼っている人にオススメの花と観葉植物
- 【猫と植物】猫に安全な花・危険な花
- 【猫と植物】飼い猫のために知って欲しい花のあれこれ 〜猫に優しい花、気をつけたい花〜
猫が登れそうな木がある場合は、定期的に折れそうではないか、もろくなってないかなどしっかり確認してくださいね。猫が登った時に折れてしまったら大変ですからね。
家庭菜園の場合は?
ほとんどの野菜は比較的安全と言われる一方で、ジャガイモやトマトの葉っぱは猫に有害と言われているので、猫が近づける場所に植えないのが無難です。どちらもポピュラーな家庭菜園で作られる野菜ですので、気をつけたいところです。
キュウリやかぼちゃなどのウリ科に属する野菜は猫に安全です。 つるのあるものは、猫の良いおもちゃにもなります。また、ベニバナインゲンは猫に優しいだけでなく、よく生い茂ることから猫の隠れ場所・日よけになってくれるので一石二鳥です。あまりないですが、猫ちゃんが万が一口に含んだとしても、有害ではありませんから、心配もありません!
まとめ
いかがでしたか?猫ちゃんもあなたも楽しめるお庭を作れば、今よりもっと楽しい生活が送れるかもしれませんね。参考にして頂ければ幸いです。
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参照サイト
Cat-Friendly Garden Ideas: Tips For Creating A Cat-Friendly Garden
How To Grow Potatoes: When To Plant Potatoes
Tips for Growing Tomatoes – How to Grow Tomatoes
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