悪質な猫ブリーダーは仔猫の可愛さを全面に押し出してきます。そして、多くの方がその可愛さの魔法にかかり、仔猫を家族として迎え入れることになります。
仔猫を引き取る際には、可愛さだけでなく、必ず仔猫と親猫の健康や社会性を加味しなければなりません。そうしなければ、後々「こんなはずではなかった」ということになり、最悪の場合、猫を捨ててしまうことになるのです。仔猫の健康や社会性を保証し、その情報を持っているのは 、もちろん猫ブリーダーです。
猫ブリーダーにも、良質なブリーダーと悪質なブリーダーがいます。当然のことながら、多くの方が質の良質なブリーダーの仔猫を引き取ることを希望します。では、どのようにして、悪質なブリーダーを見極めるのでしょうか?
ブリーダーを訪問して、以下の傾向が認められる場合にはそのブリーダーの質を疑いましょう。
目次
猫との面会を拒否する猫ブリーダー
キャッテリーへの訪問はさせてくれるのですが、会話だけで、猫との面会を頑なに拒否する場合には注意です。必ず、親猫と仔猫の両方と面会をさせてくれる猫ブリーダーを選びましょう。また、飼養環境の見学も拒否するブリーダーは注意が必要です。
良質なブリーダーは、決して見学や面会を拒否することはなく、むしろ面会や見学を歓迎します。なぜなら、前もって仔猫が新しい飼い主(あなた)と接することがプラスであることを理解しているからです。これを拒否するのは明らかに、お金目的か知識の浅いブリーダーです。
衛生管理ができていない猫ブリーダー
見学時に臭いと感じたら注意が必要です。知識のある良質なブリーダーであれば、適切な環境を整えているため、臭いがありません。臭いがある場合には、猫が悪い衛生状態や悪い飼養環境で飼われていることを示しています。
質問をしてこない猫ブリーダー
新しい飼い主(あなた)の住宅環境や家族構成などを聞いてこない猫ブリーダーには注意が必要です。もし、良質なブリーダーであるならば、熱意を持って育てた仔猫がどのような家に引き取られ、上手くやっていけるのかを心配します。そして、あなたの返答によっては、引き取りを拒否されてしまうこともあります。しかし、そういったブリーダーは良質なブリーダーの証でもあります。
あなたの環境についての質問をせずに仔猫を売る猫ブリーダーは、明らかにお金を目的としています。
多種類の猫を繁殖している猫ブリーダー
キャッテリーを訪問した時、もしくはホームページ上でかなり多くの種類の猫を繁殖している場合は注意が必要です。通常、良質なブリーダーは、そのブリーダーが惚れ込んだ、特定の種類の猫を1~2種類選び、専門的に交配していることが多いです。なぜなら、交配には莫大な時間と費用がかかるため、多種類の猫種を扱う暇がないからです。
一方、悪質な猫ブリーダーなどでは、お金が目的であるため、かなり多くの種類の猫種を繁殖させています。
チャンピオン自慢をする猫ブリーダー
猫ブリーダーと会話した際に、キャットショーでチャンピオンとなった親猫の自慢ばかりをする場合は注意が必要です。熱心な良質なブリーダーは、あまり親猫がチャンピオンであるという話はしません。なぜなら、あくまでも主題はその仔猫にあるからです。
お金目的のブリーダーの多くは、親猫がチャンピオンであることに意味があるため、その自慢ばかりします。最悪の場合、そのチャンピオン猫との面会すらも断るブリーダーもいます。
経験の浅い猫ブリーダー
当然かもしれませんが、猫ブリーダー歴が短い場合は注意が必要です。ブリーダー歴が短いと、経験が少ないため、実践的な知識が少なくなります。
一方、ブリーダー歴が長いと、知識が深くなります。そして、何よりも、長い年月をかけて遺伝的選択がおこなわれているため、素晴らしい仔猫に出会える確率が高まります。
質問に答えない猫ブリーダー
あなたの質問に対して、的確な答えをしない場合は、知識が浅いことが考えれるため注意が必要です。具体的な、質問内容は「猫ブリーダーの選び方」の記事を参照してください。
まとめ
- 猫ブリーダーから仔猫を迎えいれる時は、必ず訪問し、上述の傾向がないかを確かめること。
- 「やばい」と思ったら、必ず取引を中止すること。
あわせて読みたい
コメントを残す