猫は何を飲むのが良いのでしょうか?端的に言ってしまえば、答えは水です。あなたの住む地域の水が安全ならば、それで十分です!
ただし、猫が仔猫の場合は異なります。例えば、小さな仔猫ちゃんたちは母親からの母乳、育児放棄などにあった場合は母乳の代替品(例えば猫用粉ミルクなど)が必要だからです。
猫の体はおよそ60~70%が水であり、したがって生存には不可欠です。 水は正常な腎臓機能や健康的な尿管の状態を保つのに必須であり、水がなければ猫はすぐさま脱水状態に陥り、死んでしまいます。猫は生後4~8週目頃から水を飲むことができます。当たり前ですが、綺麗で新鮮であること、そして最低1日1回は変えることが必要です。
水をあげる上で気をつけたいこと
暑い日は、水がある程度冷たくなるように、そして菌の繁殖を防ぐために、氷を2~3個入れておいてあげると良いでしょう。また、猫ちゃんが室内だけでなく、屋外にも行けるようにしているのであれば、いつでも水が飲めるように屋外にも水を置いておきましょう。それから、多頭飼いをしている場合は大き目のボウルで用意するのではなく、匹数分の水を分けて用意してあげるとストレスが軽減されます。
容器は猫がひっくり返す心配も少なく、冷たさをより長く保ってくれる、陶器が理想です。また、猫ちゃんが快適に水が飲めるように、ヒゲがふちに触れない程度の十分な大きさであるかどうかもポイントになります。
猫ちゃんたちがあまり水を飲んでいない場合は・・・
- 猫の中には容器から水を飲むのがあまり好きではない子もいます。流れている水に興味を持っているならば、噴水型の給水器がうってつけです。これらは、水を定期的に循環させることで淀むのを防いでくれるだけでなく、フィルターをつければより清潔な水を与えることがで出来ます。ペットショップによく売っているので、気になる方は覗いてみてください。
- キャットフードを入れる容器のすぐ隣りに水の容器を置くと、水を飲まない猫がいます。これはキャットフードが水の中に入ってしまうことで、水の味が変わってしまうからです。そのため、少し場所を変えてみて猫ちゃんの様子を見てみましょう。また、当たり前ですが、猫のトイレの近くに置くのも止めましょう。
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猫が飲むべきでないものは
テレビのイメージなのか、猫に牛乳を与えていることをそれほど悪いことだと思っていない人が多いように思います。しかし、成猫に牛乳を与えてはいけません。というのも、成猫は牛乳に含まれるラクトース(乳糖)を消化する酵素であるラクターゼをあまり持っていないからです(かなりの量を持っているものもいます)。
そのため、うまくラクトースを消化できず下痢を引き起こしてしまいます。成猫に牛乳を当与えるならば、スーパーやペットショップで扱っている’’猫用ミルク’’をあげて下さい。
繰り返しになりますが、水(仔猫の時の母乳)以外は、基本的にに与えるべきではありません。炭酸飲料やアルコール類、ジュース、お茶(紅茶)、コーヒーなど、私たちが日常的に飲んでいる飲み物は猫に与えるべきではありませんし、置いてあるのを猫ちゃんが誤って飲まないようにも注意しなければいけません。
好奇心が旺盛な猫ちゃんは、観賞魚の水槽の水やトイレの水などにも注意をしなければなりません。
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まとめ
猫は生後4~8週から、綺麗で新鮮な水を要求するようになります。 もし、先述した猫用ミルクを与えるならば、ミルクだけでなくちゃんとお水もあげて、ミルクだけにならないようにして下さい。夏場、ミルクは特に傷みやすいので、30分以上放置しないようにしましょう。残ったミルクは速やかに容器から片付けて下さいね。
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What DO Cats Drink- Water or Milk?
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