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猫と一緒に寝ないほうが良い4つの理由

2017年9月6日

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猫の飼い主からすると愛猫と一緒に寝れるということは慕われているような感じで幸せを感じる瞬間でもあります。

 

アメリカのペット用品協会が行った最近の調査によると、62%の方が猫と一緒に寝ているという結果が出ており、3分の2の方が猫と共に寝ているということになります(WebMD)。

 

とても微笑ましい光景のように思えますが、何か問題があるのでしょうか? 確かに猫を撫でたりすることで血圧が低下したり、猫を飼うことで抑うつ傾向が少なくなったという効果も認められています。

 

しかし、それらの結果は猫と一緒に寝ることで得られる効果ではないことに注意が必要です。以下に、猫と一緒に寝るべきではない4つの理由をあげていきます。

 

目次

  • 1 1. 猫が眠りを妨げる?
  • 2 2. 猫の生活周期とのズレ
  • 3 3. 喘息やアレルギー症状を悪化させる
  • 4 4.感染性の病気を媒介するかもしれない
  • 5 まとめ

1. 猫が眠りを妨げる?

猫ちゃんが一緒に寝ていると思うと、実は思いの外ぐっすりと眠れていないことが多いかもしれません。

 

例えばですが、猫ちゃんが飼い主の体の上に乗って寝ていれば、寝返りはしにくいでしょうし、優しい飼い主の場合には寝返りの度に起きて、猫ちゃんの眠りを妨げていないか確かめるかもしれません。寝返りは疲労回復や腰痛予防にも重要であることが一般的に知られています。

 

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オーストラリアで行われた研究によるとペットと一緒に寝ている人はそうでない人と比較して、寝起きに疲労感を感じているという報告もされており、やはりペットと一緒に寝ることで十分に疲れが取れていないことが伺えます(Bradley et al., 2014)。また、この研究ではペットと一緒に寝ている人はそうでない人と比較して平均して4分入眠に時間がかかるということも報告しています。たった4分ですけどね…

 

ただし、一部の飼い主は猫と一緒に寝ることで安心感が生まれたり、猫の呼吸リズムなどを感じることで入眠しやすくなるということもあるそうです。ここら辺については個人差があるようです。

 

あわせて読みたい

猫はどんな夢を見るのか?

 

2. 猫の生活周期とのズレ

これまでにも何度が触れてきましたが、人間が昼行性であるのに対して猫は薄明薄暮性の生き物です。そのため、飼い主が寝ている明け方近くに、猫の行動は活発になることが多くなります。

 

さらに、日中の運動不足や生活リズムが夜行性になっている猫の場合には真夜中に活動するようになります。真夜中に寝室で音を立てて遊び始めたり、あなたに遊んで欲しくて顔をつついてきたり、髪の毛をちょんちょんと触ってきたりと、悪気なく「かまって〜」と何らかの行動を始めることもあります。

 

実際、Mayo睡眠障害医療センターが睡眠障害を持つ患者を対象に行った調査によると、犬や猫を飼っている患者の半分が何らかの理由で夜中にペットに起こされるということを訴えています(Science Daily)。さらに、そのうち7%の猫の飼い主が猫のいびきにより起こされていると報告されています。

 

いびきにより起こされる場合には一度いびきの原因を突き止めるために猫を動物病院に連れて行く方が良いかもしれません。また、夜中に猫の活動などで起こされる場合には、寝る前に猫と一緒に遊び、十分な運動を提供し、その後に餌を与えて十分にクールダウンさせてから床に入ると良いでしょう。

 

それでもなお、猫が活動するといった場合には、夜中に猫が退屈しないように寝室とは異なる部屋におもちゃや餌を隠したりと様々な工夫を凝らすことが重要です。

 

 

3. 喘息やアレルギー症状を悪化させる

当然ながら、喘息や猫アレルギーなどを持っている方は、猫と一緒に寝ることは好ましくありません。

 

喘息やアレルギー症状を持っていても、猫を飼っている人がいることは確かです。睡眠は体を回復させる時間です。せめて、この時間は喘息やアレルギー症状を引き起こす要因を取り除き、体をしっかりと回復させてあげましょう。

 

もし、猫と一緒に寝たいのであれば、HEPAフィルターなどが付いている空気清浄機などをそばに置いて寝ることをお勧めします。

 

 

4.感染性の病気を媒介するかもしれない

これは特に完全室内飼いをしていない猫で心配されることです。CDC:アメリカ疾患予防管理センターは、”寝室のズーノーシス(人獣共通感染症)”と題した記事を出したほどです。この記事では、一緒に寝ていた飼い犬が人工股関節の手術創を舐めてしまい、髄膜炎を発症した事例や、猫と一緒に寝ていた男の子が猫についていたノミに咬まれ、腺ペストを発症した事例が載せられています。

 

ただ、実際に寝ている間にズーノーシスが感染するというリスク自体はかなり稀なようです。ある研究者によると寝ている間にペットに感染症を移されるリスクは、海でサメに咬まれるか、雷に撃たれるぐらいの確率であるとしています(Psychological Today)。どれぐらいの確率かというと海でサメに咬まれる確率は400万分の1程度であり、雷に撃たれるのは8万分の1程度です。すごい低い確率ですよね。

 

低い確率ではあるものの、リスクがあることは確かです。そのため、対策としては最低限飼い猫にノミやダニ、フィラリアなどの予防をしておくようにしましょう。

 

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まとめ

猫と一緒に寝ない方が良い理由をあげてきました。猫好きとしては猫と一緒に寝ることは幸せだと感じる瞬間だと思います。しかし、精神的には満足感があったとしても身体的にはキツい部分があるのかもしれません。猫と一緒に寝た晩の翌朝にまだ疲労感が残っているようであれば、猫と一緒に寝るのは避けたほうが良いのかもしれません。おそらくこれは加齢とともにより感じるようになると思います。

 

夜中に猫の行動により起こされる場合には、猫の1日の活動量が低い可能性があるため、適切に猫を飼えているのかを今一度見直してみることも重要です。

 

Update  2017/4/12:多くの参照サイトと文献を追加し、全体的に文章を改変しました。

 

参照サイト

Pets in Your Bed

5 Reasons You Should Not Share Your Bed With Cats

Dog Tired? It Could Be Your Pooch

Should Pets Be Banished From the Bedroom?

Zoonoses in the Bedroom

 

参考文献

Bradley Smith, Kirrilly Thompson, Larissa Clarkson & Drew Dawson. The Prevalence and Implications of Human–Animal Co-Sleeping in an Australian Sample. Anthrozoös. (2014),27(4), 543-551. 

 

あわせて読みたい

猫はなぜたくさん眠るのか?

完全室内飼いを勧める8つの理由

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