みなさんポップコーンはよく食べますか?一時期、アメリカ発のポップコーン専門店などの日本進出をきっかけに、ポップコーンが非常に人気を集めた時期がありましたよね。筆者は特にポップコーンが好きなわけではありませんが、某有名テーマパークに行くと、なぜだか「ポップコーン美味しそう!」となる雰囲気に流される典型的な人です。笑
ポップコーンといえば、映画やテレビを見ながら食べるなんて方が多いのでしょうか?そんな、ソファに座ってテレビを見つつくつろいでポップコーンを食べている時に猫ちゃんが近づいてきて「ちょうだい、ちょうだい!」と催促して来たらどうしますか?
今回は、猫がポップコーンを食べても良いのか?ということについて考えてみたいと思います。
この記事でわかること
- ポップコーンには栄養価がないため食べる意味はない
- ポップコーンの味付けには気をつけなければならない
- 子猫や高齢の猫は窒息の危険性がある
猫がポップコーンを食べることで良いことはあるの?
食べる意味はほぼなし?
端的に言ってしまえば、ポップコーンを食べることで猫が得られる栄養的な利点はほとんどありません。コーンミールはキャットフードの中に「つなぎ」としてよく配合されています。つまり、「つなぎ」な訳ですからエネルギーや食物繊維、ミネラル、ビタミン、タンパク質などといった栄養素はほとんど供給してくれないと言って良いでしょう。
得意でないデンプン
また、トウモロコシはデンプン由来の穀物であり、もともと肉食動物ということもあり、猫はこの種の栄養素を上手く分解することができません。したがって、多く摂取し過ぎると当然消化不良が生じます。
述べたようにコーンはキャットフードにも含まれており、猫がポップコーンを2〜3かけら食べたところで、直ちに何か健康状態を損ねるようなことが起こるということはありません。しかし、念押ししておきますが、猫にとってポップコーンを食べる栄養的な価値はありませんし、多く摂取するとお腹をこわします。無意味に猫のお腹をふくらませるだけなので、大量に与えたりすることはないようにしましょう。
ポップコーンのフレーバー
先ほどのも述べたように、ポップコーンそれ自体は少量ならば良いとも悪いとも言えません。しかし、着目したいのはバターや塩、キャラメル、チョコレートなどのフレーバーです。
これまでも述べてきたように、猫はバターやチーズなどの乳製品を得意としていませんし、ましてやチョコレートは毒になります。
また、ポップコーンに最もよく使われるフレーバーと言っても過言ではないのが「塩」です。人間でも塩の取りすぎが良くないように、猫でも塩分の過剰摂取は高血圧や心不全などの引き金となります。経験的にわかるように、人間でも結構ポップコーンの塩味はきついと思いませんか?
猫は人間よりも体がとても小さいので、少量でもすぐに塩分の取りすぎに陥る危険性があります。
窒息にも注意
小さな子猫や高齢の猫ではポップコーンを喉に詰まらせる危険性があります。そのため、子猫や高齢の猫がいるような家庭ではポップコーンを与えないようにしなければなりません。
まとめ
ポップコーンをどうしても猫が欲しがるのなら、フレーバーを使っていない状態のものを少量あげるくらいにしておきましょう。自分でフレーバーをかけるタイプのポップコーンなら、2〜3個猫ちゃん用によけてあげておくと良いかもしれませんね。フレーバーの付いているポップコーン、特に塩やチョコレートなどがかかっているものはあげないようにしましょう。
また、子猫や高齢の猫は窒息の危険性があるため、極力与えないようにしましょう。
以上に点を心に留めておいて、ポップコーンを片手に猫ちゃんと楽しいテレビタイムをお過ごし下さい!
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参照サイト
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