アサイーベリーって聞いたことがありますか?
ここ何年かで日本でも急激に認知度が上がったフルーツではないでしょうか?「スーパーフード」とも呼び声高く、美意識の高いモデルさんなどがよく食べているイメージがありますよね。アサイーボウルにアサイージュース、アサイー製品はどんどん身近なものになってきています。
この記事でわかること
- アサイーベリーにはチョコレートと同じテオブロミンが含まれる
- 猫にとってアサイーベリーは危険と考えるのが妥当である
- 海外の掲示板などで犬の被害が報告されている
そもそもアサイーベリーとは?
ベリーという名前ですがアサイーのヤシ科の植物で、原産地はブラジルです。古くからアマゾンの先住民たちの間で食べられてきたようですよ!1粒あたりで、食べられる部分はおよそ5%しかないのですが、その中には食物繊維、カルシウムや鉄分などの多くの栄養素やポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれています。この高い栄養価こそ「スーパーフード」と呼ばれる由縁です。
私も流行り始めた頃に、アサイーボウルを食べたことがありますが、クセも酸味も強くなく食べやすいお味ですよね。
猫は食べても大丈夫?
こんなに優れたアサイーですから、猫にも良いのでは?と思うかもしれませんが、猫に与えるのはやめておいた方が無難です。ASPCAの発表する猫に毒性のある食物にはリストアップされていませんが、オススメできないのにはある理由があります。それは、アサイーに含まれている「テオブロミン」という成分です。
テオブロミン
テオブロミンはチョコレートに含まれていることでも有名な成分であり、猫には毒性があることでも知られていると思います。テオブロミン中毒に関しての詳細は、下記の記事をご参照下さい。
実は、アサイーにはテオブロミンがチョコレートよりもはるかに多く含まれているようです。つまり、チョコレートよりも危ない可能性が十分あります。
【健康・習性と飼い方】猫とチョコレートに潜む危険 〜チョコレート中毒の症状、対処法、予防について〜
アサイーで体調を崩す
海外の投稿サイトには、猫ではないですが、アサイーの摂取により飼い犬が急性の腎不全を起こしたというエピソードが投稿されています(earthclinic.com)。命は落とさなかったようですが、ひどい症状だったようです。
犬でもこのような感じですから、さらに体格の小さな猫ちゃんにはもっとシビアな症状が出てきてもおかしくないでしょう。
なぜ、アサイーは毒性のあるものとされていない?
おそらくは、アサイーがそれほど日常の食卓にのぼるものではなく、ペットが口にするという機会が今まではほとんどなかったため、注目されていないということが大きいと思います。チョコレートのように、ずっと前から日常的に食べらているものではありませんからね。
後々、危険だと分かったというのも珍しくはありませんから、やはり避けておいた方が無難だと思います。さらに言えば、アサイーは猫に絶対必要な食べ物ではありませんから、あえて危険なチャレンジをすることもないでしょうからね。
お家でよくアサイーを召し上がるという方は、間違って猫ちゃんが食べてしまわないように、お気をつけ下さい!
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参照サイト
Poisonous to Dogs and Cats: Unsafe Food List
Are Exotic Fruits Safe for Cats?
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