短足である猫はその愛らしいルックスから、人気があります。そのため、近年、短足の猫であるマンチカンを様々な猫種と交配させ、新たな種類の猫が多く誕生しました。日本でも入手できる有名どころといえば、ミヌエット(ナポレオン)、キンカロー、ラムキン、バンビーノでしょうか。中でも、ミヌエット(ナポレオン)は、芸能人の指原莉乃さんが飼っているぐらい有名です。
世界にはそれ以外の短足猫種がたくさんいます。以下にどのような猫種がいるかまとめてみました。
目次
ミヌエット(ナポレオン)Minuet ( Napoleon )
ミヌエットはマンチカンとペルシャ系統の猫(ペルシャ、エキゾチック、ヒマラヤン)を交配させた猫です。鼻ぺちゃ度合いはペルシャほどではありませんが、短足でふさふさのルックスはたまりません(長毛種と短毛種がいますので、短毛種はふさふさではありません)。
スクーカム Skookum
スクーカムはマンチカンとラパーマが交配して誕生しました。短足で、被毛はカールしており、ソフトな肌触りをしています。
ラムキン Lambkin
ラムキンはマンチカンとセルカークレックスの交配で誕生しました。短足で、被毛はカールしています。
バンビーノBambino
バンビーノはマンチカンとスフィンクスの交配で誕生しました。短足で、被毛が全く生えていません。もちろんヒゲもありません。
バンボブ Bambob
バンボブはバンビーノとアメリカンボブテイル、もしくはジャパニーズボブテイルの交配で誕生しました。短足で、無毛というバンビーノの特徴を持ちながら、尻尾が短いというボブテイルの特徴も有しています。
ミンスキン Minskin
ミンスキンはマンチカンとスフィンクス、もしくはデボンレックスの交配で誕生しました。短足で、被毛が全く生えていません。バンビーノと間違われることがありますが、ミンスキンではデボンレックスの血が混ざっていることがあります。
キンカロー Kinkalow
キンカローはマンチカンとアメリカンカールを交配させた猫です。短足で耳がカールしており、たまらない可愛さです。
ヌーク Knook
ヌークはキンカローとラパーマを交配させた猫です。まだまだ発展途上の猫種で、カールした耳に短足、そして極めつけは被毛がカールしています。
ドウェルフ Dwelf
ドウェルフはマンチカンとスフィンクス、アメリカンカールもしくはハイランダー(両方とも耳がカールしている)の3つの猫種の遺伝子を持っているものです。そのため、短足で、毛がなく、耳がカールしているという特徴があります。
ファンタジーキャット Fantasy Cat
ファンタジーキャットはマンチカンとアメリカンカール、ボブテイル系の猫(尻尾が短い猫なら雑種でも良い)の3つの猫種の遺伝子を持っています。短足でカールしている耳を持ち、そして短い尻尾をしています。
ジェネッタ Genetta
ジェネッタはマンチカンとサバンナ、もしくはベンガルを交配させることで誕生しました。短足かつベンガルやサバンナのようなエキゾチックな容姿をしています。現在ではオリエンタルショートヘアーが新たな交配候補としてあげられています。
スコティッシュ・フォールド・マンチカン Scottish Fold Munchkin
スコティッシュ・フォールド・マンチカンはマンチカンとスコティッシュ・フォールドを交配させることで誕生しました。短足で折れ耳という日本人が超絶に好きそうな容姿をしています。
ジャグアランディ・カール Jaguarundi Curl
ジャグアランディ・カールはマンチカンとハイランド・リンクスを交配することで誕生しました。短足でカールした耳、長い尻尾を持つのが特徴です。気をつけなければならないのは、ハイランド・リンクスの特徴である短い尻尾の遺伝子は持ち込まないというところです。
ミーアキャット Meerkats
ミーアキャットはジャグアランディ・カールの猫種開発にて偶然誕生しました。短足で短い尻尾(ハイランド・リンクスより)をしていますが、耳はカールしておらず普通です。
注意
上記にあげた猫種は、人間が好きな容姿の猫を作り上げようとしているために健康などを加味せずに誕生させているために、デザイナーキャットとも呼ばれています。これらのデザイナーキャットは倫理的な観点から問題視されることも多いのが現実です。
また、遺伝学を知らない素人が迂闊に交配すると致命的な奇形を持った仔猫が生まれてくる可能性や流産となる可能性があるため、絶対に専門家の指導なしに交配をしないで下さい。
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